ICT支援員認定試験とは内容は?勉強方法や合格するには。2回の受験でわかったこと。

ICT支援員認定試験を受験し、なんとか無事合格をしています。

私が受験してみた感想や試験対策などを紹介したいと思います。

なお、ICT支援員試験の出題傾向は受験時期に異なるようですので、あくまでも私が受験をした時の傾向であることをご承知の上参考にしてください。

目次

ICT支援員認定試験とは

ICT支援員認定試験は教育情報化コーディネータ認定委員会が実施をしています。

ICT支援員にはICT支援員上級もありますが、上級はICT支援員認定試験に高得点で合格していること、ICT支援に関連する実務経験を2年以上有しているという条件があります。

上級を目指す方も、ICT支援員認定試験に合格しなければいけません。

実施時期6月・10月
受験資格受験資格
対象 教育現場でのICT支援員を志すもの、またその総合的能力の習得をめざす企業および教育関係者
試験内容 A領域:実践的知識
〔試験実施日時に受験会場でのCBT方式〕

B領域:問題分析・説明力
〔試験実施日から5日後に課題を提示、課題に対する動画を課題提示日含めて5日以内に提出すること〕
受験会場 CBT-Solutionsが運営するテストセンター
受験料 13,800円(税込) 

*詳細はICT支援員能力認定試験公式サイトで確認してください。

ICT支援員認定試験 試験内容

ICT支援員認定試CBT方式、つまりパソコンを利用して行うテストを受験します。これがA領域となります。

A領域は知識問題です。

A領域に合格をすると、B領域の試験を受けることができます。

B領域は問題分析・説明力を問われるテストです。提示された課題について学校の先生に説明をする動画を撮影し提出をします。

A領域・B領域両方に合格をするとICT支援員認定資格が取得できます。

ICT支援員認定試験の試験対策

ICT支援員認定試験の内容はとても幅広いです。

学校で使われているICT機器やソフトウェアの知識だけでなく、学校現場での知識や対処方法なども必要です。

  1. a) 教育現場や情報技術などでの基本的用語
  2. b) 教育現場で利用されるアプリケーションソフトやファイルの操作
  3. c) 現場で生じる問題に対する状況判断や対応
  4. d) 教育現場で利用されるハードウエアやソフトの設定
  5. e) 学校特有の問題に関する理解(職務、子どもの扱いなど)
  6. f) 情報モラルの指導・セキュリティに関する知識

上記の内容から出題がされます。

ICT支援員試験の公式サイトにも案内がされていますが、ICT支援員ハンドブック、ガイドブック「ICT支援員」に目を通しておくとよいかもしれません。

2021年4月からはICT支援員養成講座が始まったようなので、雇用主からのサポートが受けられないなど学習範囲などに心配がある場合には利用してみるのもよいかもしれません。eラーニングなので利用しやすそうです。

ICT支援員認定試験の実践記

ICT支援員試験は2回の受験で無事合格をすることができました。

1回目はA領域は合格し、B領域で不合格でした。

A領域

A領域の試験対策は、文部科学省のサイトやICT支援員ハンドブックに目を通す、教育情報化コーディネータ検定3級の内容に目を解いて覚える。ということを行いました。

教育情報化コーディネータ検定の過去問題を数年分購入をしました。私はハードの知識がほとんどないので、すごくすごく難しく感じてしまいました。

絶対に受からないし覚えられないっ・・。

と、思ってました。

いざ試験を受けると過去問にあったハードウェアに関するややこしい問題というよりは、学校現場でよくある対や質問されるであろうPC操作などが多く出題されていました。

また、PC操作に関することだけでなく、授業中にこういう状況になったら・・という対処方法を想定しておくと答えやすいと思います。

ICT支援員認定試験の例題のような問題が出題されていました。

ICT支援員の仕事自体が『広く浅く』という感じなので、試験対策としてはソフトの使い方から学校教育の現場のことまで広く浅く押さえておく必要があります。

とはいえ、実際に受けてみた感想としてはICT支援員をすでにしていて、現状の教育現場でのICT活用などに携わっている人であれば回答ができる問題が多いのではないかなぁ?という感じです。

2回目の試験に関しては、プログラミングに関する問題も出題されていましたのでブロックプログラミングも確認しておくと良いのではないかと思いました。

学校教育に関する法律に関する出題もあります。それに関しては子育ての経験上、なんとなくわかっていたこともあり、さらに文部科学省のWebサイトを見たりして確認をしまいた。

学校教育に関してあまり関りが無かった方は、確認しておいたほうが良いと思います。

全体的に私自身はどっちか迷う問題が多く、1回目の受験では比較的高得点が取れましたが2回目は合格点ギリギリでした(;^_^A

B領域

B領域は提示された課題に関して問題を解決するための解説動画を撮ります。

A領域の合格発表時と同時に課題が提示され、課題提示日を含む5日以内に課題を提出します。

これがなかなかハード。

まず、出された課題について、何が問題なのか、どうすれば解決をするのかを考えます。そのあとは、解説動画を撮影するのですが時間の制限などもあるため、短時間で分かりやすくまとめる必要があります。

私は何度も何度も撮りなおしたので、自撮り疲れしてしまいました・・(笑)

ICT支援員認定試験 受験してみて

ICT支援員認定試験は学校現場で今必要とされている知識と学校教育に関する理解が必要な試験だと感じました。

2回受験をしましたが、ちょうどGIGAスクール構想により一人一台端末、リモート授業なども実施されつつある中での環境であったおともあり、それに関する出題も多かったように思います。

また、教育指導要領の変更によりプログラミング教育の必須化も関連した内容が出題されていたと記憶しています。

ただ、これは私が受験をした回のものであって、その時に必要とされているスキルや知識は変わります。

試験を受けられる時に必要とされている知識を確認して受験されるといいのではないかなぁ?と思います。

にまめ

その時に応じて必要な知識を身に着けておくと良さそうですよ!

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